終活整理での人間関係の整理

終活整理を行っていく際に、人間関係の整理は重要です。
ご自身の人生の中でいろいろな人との関係がございますが、友人・知人/親族/ご近所/仕事関係/その他関係者に分けて考えるとまとめやすく整理しやすいです。
それでは、終活においての人間関係の整理について一般社団法人終活協議会認定　終活ガイドの資格を持つ私が、解説いたします。

まずは、ご自身の友人知人をエンディングノートやパソコンに書き出していって下さい。
その時その時思い浮かぶ人を書いていきましょう。つながりごとに思い出すほうが思い出しやすいです。
また全てを思い出そうとすると進みません。ふと思い出した時に書き足していく。ということで大丈夫ですので、気軽にすすめてみましょう。
その際に、名前は最低限必須ですが、それ以外にわかることであれば電話番号（携帯電話やご自宅の電話帳から）、住所（年賀状などから）も書いておきましょう。
あと読みづらい漢字の場合、ご自身は読めますが、ご家族などが読めない場合もありますので、せめて名字だけでもふりがなを書き添えておきましょう。
また、忘れがちなのがご自身との間柄です。どういうつながりなのかを書き残しておくことで他のどなたかが見られた時に、判断がつきやすくなります。
そして重要なのが、親密度によりますが、入院の時に連絡をするかどうか、危篤の時に連絡するかどうか、葬儀の時に連絡をするかどうかです。これも他のどなたかが見られたときの判断基準になります。

→　ご自身を見つめ直すことで周りの人間関係について整理できるかもしれません。

親類関係は、ご家族がいらっしゃれば比較的連絡などがつきやすく、わざわざ整理するほどではないかもしれませんが、いざエンディングノートやパソコンにまとめていくと、疎遠だった親類関係なども思い出されるはずです。
友人・知人同様、名前や連絡先は書き記しておきます。
また、続柄も書くことで整理しやすくなります。

親族とはいえいろいろなことに関して連絡する、しない。というものがありますので、重要なのが、入院の時に連絡をするかどうか、危篤の時に連絡するかどうか、葬儀の時に連絡をするかどうかです。
きちんと希望を書いておきましょう。

→　葬儀については、こちらでも詳しく説明しています。

→　ご自身を見つめ直すことで周りの人間関係について整理できるかもしれません。

ご近所さんも、ご家族がいらっしゃれば比較的連絡などがつきやすく、わざわざ整理するほどではなにかもしれませんが、現在ご自身だけで住まわれていたり、以前一人で住んでいた時にお世話になった方など、ご家族とはいえ知らないご近所づきあいがあるかもしれません。
思いつく限り、名前や連絡先は書き記しておきます。
ご近所ですので、ある程度付き合いの幅は決まってくると思いますが、入院の時に連絡をするかどうか、危篤の時に連絡するかどうか、葬儀の時に連絡をするかどうかも書き記しておきましょう。

→　ご自身を見つめ直すことで周りの人間関係について整理できるかもしれません。

仕事関係の場合、比較的整理しやすいはずです。
入院や葬儀などの情報は、現在の職場、もしくは以前の職場などに一人でもつながれば、あとはその会社内で伝わっていくことが多いです。
ですので、職場ごとにキーマンとなる方の情報を整理しておきましょう。
また、仕事での付き合いで職場以外の取引先やお客様など、親しくしていただいた方がいらっしゃれば、職場から連絡が届かない。ということも考えられますので、そういった方は整理して書き出しておきましょう。

→　ご自身を見つめ直すことで周りの人間関係について整理できるかもしれません。

知人やご近所などの人々を整理していっている時に、ほとんど出てきていると思いますが、何処にも属さないお付き合いの方がいらっしゃれば、まとめておきましょう。
地域の組合や、趣味の集まり・サークル、習い事のグループなども忘れないように。

→　ご自身を見つめ直すことで周りの人間関係について整理できるかもしれません。